北郷の家

- リノべーション
- 古民家
- 断熱
- 漆喰
- 無垢の木
- ウッドデッキ
思い出の家に新しい息吹を
都市部で暮らしていたご夫婦が故郷にIターン。築55年ほどの思い出のある古民家を、快適に暮らせるようにリノベーションしました。
5年ほど空き家になっていたため、建物は老朽化が進んでいました。壊して建て直す、という話も出ましたが、旦那様が生まれ育った家を「残したい」という思いも強く、打ち合わせを重ねた結果、リノベーションすることに決定しました。とくに、床下の木材はシロアリの被害が大きく、スポンジ状になっていました。この木材はすべて取り外して新しく入れなおし、家を土台から蘇らせました。
かつて住んでいた時の思い出を残すため、玄関はそのままの姿に、木製の引き戸は可能な限り再利用。夫婦2人で生活しやすい間取り、家事導線となるように、離れは減築し、離れにあったトイレと風呂は母屋に移しました。
また、近所の方がよく遊びに来られるとのことで、縁側からリビング、客間まではオープンに、夫婦のプライベートを保つために、寝室と趣味室は奥でクローズなつくりにしています
床は地元の材である飫肥杉の無垢材を使用し、壁は漆喰で仕上げ。マンションから古民家への引っ越しとなったため、古民家に住んでも寒さを感じないように、断熱リノベーションも行いました。近所の方が来られた際にも「寒くないね」と言われると、喜んでいただいています。
- 所在地宮崎県日南市北郷
- 家族構成夫婦
- 竣工2019年
- 用途専用住宅
- 規模木造平屋建て
- 延べ床面積82.75平米(ウッドデッキ含まず)








